さくらんぼこどもキャンパス「CLAAPIN　SAGAE」

PFI事業、NIIZEKISTUIO との共同設計によるプロジェクト。

山形県寒河江市における第６次寒河江市復興計画の一環である道の駅チェリーランドアクティビティエリア整備事業計画として、多世代へ向けた交流人口の拡大、児童の心身の健全な発達・育成を目的として、子どもたちの為の未来志向の新しい施設を構築すべく発足した。さくらんぼの花びらをモチーフとした寒河江の新たなシンボルとなるデザインとし、既存の地形や植物を活かし、周囲と緩やかにつながる配置計画とした。空間は全方位に開口部を持ち、見通しも風通しもよい明るい遊戯空間となり、屋内外問わず常に自然を背景に子ども達が思い思いの場所で楽しめる施設である。中央には螺旋階段でもある大型遊具を計画し、階段を登りきると寒河江市の全景を見渡すことができる。大型遊具ホールの周りには、年齢や子どもの興味に応じたポケットがひだ状に連なり、大人の見守りの中で自由に空間を行き来きしたり、子どもたちは思いのままに過ごすことができる。「せかいじゅ」となる大型ネット遊具を中心に、子どもたちの可能性をひろげる7つの世界が展開する。